子育てプリンシプル

巻数 621
年度
著者名 奥田健次
判型 四六判
ページ数 216 p
価格
¥1,100
本文印刷 1色
ISBN 978-4-565-10621-6
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書籍概要

 

 

 

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Contents

親に求められる姿勢
世の大人たちは,「子どもがダメになること」ばかりやっています。
「私の子育てはまちがっていません!」と意固地にならず,
まずお母さんが〝聞く耳〟をもってください。
親が行動を変えないと,子育てはいい方向に向かっていきません。


■典型的なダメ親とは

たとえば,「今は一個だけ」と決めたら,何が何でも守るのです。
ムードや気分に流されず,
どんなときも「金太郎飴」のように同じ態度,姿勢でいることが必要です。
子育てはすべてそこから始まります。
〝金太郎飴お母さん〟を目指してください。


■わが家のルールのつくり方

親を脅したら恐喝犯,親の財布から100円でも盗んだら窃盗犯。
たとえ四歳の子どもでも
やってはいけないことを教えなければなりません。
社会のルールに照らして考えれば家庭内で定めるべきルールが見えてきます。


■家庭でのルールの守らせ方

子育ては練習の連続です。
ルール(お約束)を設けて何度も練習してください。
そして子どもがきちんとルールを守れたら,
赤飯を炊いてお祝いするくらい大げさに褒めまくってあげるのです。
ルールを伝えて終わりでは不十分。練習を重ねることが大切です。


■親と子の立場と役割

家庭を航海中の船にたとえるなら子どもは新入り乗組員。
新米が成長するまで,主導権は親が握るのがあたり前です。
おろかな親は,嵐がきているのに舵とりを投げだして,
ぐずるわが子の世話を優先します。
子どもが主導権を握るような船は沈没してしまうでしょう。


■目指すべき家族のあり方

親が一方的に命令し服従させる『煉瓦塀家族』,
親の言動に一貫性がなくゆらゆら揺れる『クラゲ家族』,
どちらもダメな家族のあり方です。
どんなときも家族全員で共有する「枠組み」をもつ
『土台家族』になってください。


■「子ども」の奥田流分類

0歳児はもも組さん,1歳児はりす組さん,3歳児はらいおん組さん。
子どもを「子ども」としてひとくくりにするのではなく,
段階的に受け入れ方を変えていくべきです。
「子ども」とひとくくりにしているから接し方がわからなくなるのです。


■自立をうながす育て方

「二十歳になったら家からでてけ」。
これを思春期に入ってから言っても遅いのです。
三,四歳から言い聞かせてください。
時がきたら,自分の翼で羽ばたく覚悟が子どもの中に育ちます。
わが子の自立の邪魔をするのは人間の親くらい。
その証拠に,鳥にニートはいません。


■ストレスを乗り越えさせる

子どもに苦労させない子育ては子どもを軟弱にします。
「かわいい」と思うのはいいけれど,「かわいそう」と思うなかれ,なのです。
わが子を大事にしすぎて試練を乗り越える練習を家庭で経験していないと,
社会にでてからたいへんな思いをするのは子どもです。


■子育てに役立つ催眠,魔法

子どもの「しんどい」「疲れた」を
いつも鵜呑みにするとロクなことはありません。
鵜呑みにすると「疲れやすい子」になるからです。
そんな子どもの言葉を深刻に受け止めず,
子どもを冗談で笑わせて,誘導するくらいの技を身につけておくべきです。


■失敗経験から学ぶこと

ほとんどのお母さんが,
子どもがつまずきそうな石を前もってとりのぞいてしまいます。
転んで怪我するのはかわいそうだし,泣かれるのも面倒だからです。
でも子どもは親のセーフティネットつきで一生生きてはいけません。
「失敗」=「成長のチャンス」と考えてください。


■効果的な目標設定の技術

5メートルしか泳げない子に50メートルを強制しても,
怖がって,やる気を失うだけです。
人に謝ったことがない青年に心から相手に謝罪しろと言っても余計に反発します。
親は一足飛びの成長を期待するのではなく,
スモールステップで見守る辛抱強さが必要です。


■うまい叱り方とダメな叱り方

「今度やったらおしおきよ」「もう二度としないね」
こうした「説得」をくり返すことが
最良の子育てとカンちがいしている親がたくさんいます。
イエローカードをちらつかすだけの大人を子どもは見ぬいています。
やってはいけないことを教えたいなら
ときには一発レッドカードをだす勇気も必要です。


■動因と抑制のバランス

人間は生まれながらに「わがまま」なもの。
それはちゃんとエンジンがついた車である証拠です。
でも暴走したり,事故を起こさないように
「がまん」というブレーキを教える必要があります。
どちらも必要ですし,どちらも同時に育てていかなくてはならないものです。


■公共心と私心

あの人ばっかり得してずるい,こっちはいつも損ばかりしている。
ねたみやひがみの目で世の中を見ていると,
子育ても子どもの将来もゆがみます。
目先の損得勘定だけで幸-不幸を決めつけるのはよくないことです。
子どもの「幸せ感」を育てるのが,家庭教育の最大の課題です。


■演出家,プロデューサーになる方法

〝子どもだまし〟が通用する10歳までに親の威厳を植えつけるのです。
親を「すごい!」と感じるように〝はったり〟も上手に利用すればいいのです。
子育ての目標は
心から「ごめんなさい」,心から「ありがとう」の態度を
子どもがとれるようにすることです。


■感情コントロールの大切さ

怒りやすい性格,キレやすい社会。
性格や社会のせいにするのはかんたんです。
しかし,これらの性格はほとんど形成されたもの。
つまり,感情のコントロールは育て方ひとつです。
子どもの頃からの適切な練習によって,
自分の怒りをマネジメントすることができるようになります。


携帯電話

テレビ,パソコン,携帯電話……。
主導権がイマイチな親,楽観的な親が相手なら,
子ども部屋に〝完備〟するのは子どもにとってむずかしいことではないでしょう。
本来,子どもに〝専用〟は不要なのです。
あったとしても,親のきびしい統制つきであるべきです。